桜前線も北上し、先週の日本列島は札幌で桜が咲く前に、史上最も早い夏日になるほか、近畿地方を含め全国各地で季節外れの暑さとなりました。GW前半は10年ぶりの高温になる予報が出されています。お互いに体調管理には気を付けたいと思います。
以下は、第2回支部協幹事会(4月22日)における私のあいさつの要旨です。
1.「能登半島地震」に対する『緊急支援カンパ』では、多くの会員の皆様から心温まる多額のご協力をいただき、心から感謝と御礼を申し上げます。
2.大規模自然災害発生時における会員の安否確認、被災状況把握のための「緊急連絡先情報の提供」の取り組みについては、4月17日現在で、82%を超える情報提供をいただきました。ご協力をいただいた会員の皆様、並びにこの取り組みにご尽力をいただいたブロック役員の皆さんにお礼を申し上げます。
3.政治課題について申し上げます。岸田総理・総裁は「裏金事件」の経緯や実態を何一つ解明することなく、幕引きをはかろうとしています。国民世論や野党が求めている〝真相解明〟は、端からやる気がなく、改めて自民党の無責任体質に怒りを覚えます。次期衆議院選挙は、「現・退一致」の総力戦で、準組織内の「山井和則」衆議院議員(京都6区)の必勝をはじめ、全推薦候補の完勝をめざし、京都から「政権交代」のウネリを起こしたいと思います。また、NTT労組は2月の中央委員会で、組織内「吉川さおり」参議院議員(比例代表)を来夏の第27回参議院議員選挙に擁立することを決定しました。4期目の必勝をめざし「現・退一致」で取り組むこととします。
4.ジェンダー平等推進に向けた取り組みについては、支部協活動を進める上で、女性の参画・参加の促進は必要不可欠であり、今や「ジェンダー平等」は世界の潮流であります。退職者の会中央協は、初めて「ジェンダー平等推進フォーラム」を5月に東京で開催します。こうした背景を踏まえ、支部協は、「女性委員会」(仮称)の発足に向けた準備委員会を3月13日に立ち上げました。この「女性委員会」を軸に、女性のネットワークを構築し、多様性を認め合う社会の実現に向け、出来ることから始めていくこととします。
5.備費の一部解除等について、支部協活動も上半期を終え、後半の活動を進める段階となりました。今年度の重要課題である①大規模自然災害発生時の「緊急連絡先情報の提供」の取り組み、②平和運動としての「長崎平和行動」への参加に伴う費用の捻出が主な理由であります。予算案作成時の見通しや詰めの甘さを反省しつつも、本提案の必要性についてご理解をいただきたいと思います。
以 上
(第二回幹事会 会長挨拶要旨)
本日の第1回幹事会の開催にあたり、私からは後ほどの議論の参考に供していただく立場から、幾つかの諸点について申し上げます。
先ず、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の大きな地震が発災し、京都府内においても最大震度4が観測される中で新年を迎えました。日本海側の京都北部には、一時、津波注意報も出されました。
地震発生から2週間が経過した今も、被害の全容が把握できない状況にあります。被災地においてはライフラインが回復せずに、非日常の生活を余儀なくされ、この地震により亡くなられた方が222名、その内に、石川県にお住まいの退職者の会・会員1名と、その配偶者1名が含まれています。また、安否不明の方が22名、避難生活を余儀なくされている方が1万6742人おられます。(何れも1月15日午後2時現在)
改めて、大規模自然災害の恐ろしさを実感しています。この地震で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申しあげますとともに、被災されました全ての皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。
こうした被災状況を踏まえ、退職者の会は情報労連、NTT労組と連携して、甚大な被害に遭われた退職者の会会員・組合員等への支援を目的に、カンパ活動に取り組むことを決定しました。
京都支部協としては「年末福祉カンパ」を行ったばかりではありますが、現在の甚大な被災状況に鑑み、このカンパ活動に取り組みたいと思います。会員の皆さんには引き続いてのカンパのお願いになりますが、格段のご理解をいただきたいと思います。
第25回支部協定期総会から早3カ月が経過しました。各ブロックの定期総会も昨年11月末日までに全て「対面方式」で終了することが出来ました。
新たな役員体制の下で2023年度の支部協活動をスタートさせています。
向こう1年間の活動計画の大綱等については、先月の第1回拡大ブロック代表者会議で提起をさせていただき、本日の幹事会で確定をしたいと思います。
それを前提に私からは、2点の報告と向こう1年間の取り組みを進めるにあたっての重点課題に対する基本的な考え方について申し上げます。
報告の1つは、昨年末から取り組んで来た恒例の「年末福祉カンパ」についてであります。
本年1月11日現在で341人の皆さんからご協力をいただき、45万8500円のカンパ金を集約することが出来ました。この場を借りてご協力いただきました会員の皆さん方に、心から厚く御礼と感謝を申し上げます。今後、有効に活用させていただきます。
報告の2つは、2023年度に初めてNTT西日本会社主催で実施された「退職者交流会」に関して、一言申しあげておきます。
コロナ禍の影響もあり、昨年の10月23日(京都市内)及び24日(北京都)に、初めてNTT西日本会社主催による「退職者交流会」が開催されました。その開催を終えて、総括会議的な意味合いで、昨年の12月22日に4者による(NTT京都支店、NTT労組京都分会、電友会京都支部、退職者の会京都支部協)会合を持ちました。
4者会合の報告のポイントは、①初年度の参加者総数(324名)の評価について、②次年度に向けた課題、及び検討事項について、③より充実した交流会に向けた西日本会社への要望等についてであります。総じて言えば次年度以降の本交流会の充実に向けた一定の課題整理は出来たと考えます。
そもそも、本交流会はNTT西日本会社の施策として4年前に労使間で整理されたものでありますが、コロナ禍で実効初年度の取り組みでもあったことから、支部協としては、この間の必要な対応経過を踏まえ、その定着・発展に向けては4者会合が必要と考え開催を申し入れてきたものです。
次に、今年度の重点課題に対する基本的な考え方を5点申し上げます。
第1点は、京都市長選挙についてであります。
今回の市長選挙は、36年ぶりの新人同士による激戦が予測されます。私たちが推薦する松井孝治さんに、自民党を離党・除名された人、共産党が支援する人、維新・国民・京都・教育の各党から推薦を受けたが、突如推薦取り消しをされた人、この4人で争う構図がほぼ固まりました。
私は、近未来の京都市政を託すに相応しい人は「松井孝治」予定候補をおいて他にいないと確信しています。松井孝治さんは、行政能力と経験、識見、そしてお人柄において、最適任の予定候補者であると思います。私たちは「現・退一致」して『松井孝治・第27代京都市長誕生』に向け、全力を挙げて取り組みたいと思います。
本日、午後1時から開催したブロック代表者会議で「京都市長選挙に向けた具体的取り組み」について、意思統一をはかりました。幹事・会員の皆さん方のご支援・ご協力をお願いしたいと思います。
第2点は、常在戦場の次期衆議院選挙についてであります。自民党の「裏金問題」は、単に「派閥のキャッシュバック問題」として捉えるのではなく、長きにわたる自民党政権の「金権体質」による“歪んだ政治の本性”そのものが露呈した問題であると認識すべきであります。
「政治とカネ」に懲りない自民党政権による政治にピリオドを打たねばなりません。次期衆院選挙はまさに、“国民の怒り”を結集して、自民党政権の“終わりの始まり”にしなければなりません。そのためにも、私たちは結果を出さなければなりません。
私たちが推薦する京都3区の「泉健太」衆議院議員、4区の「北神圭朗」衆議院議員、5区の「山本和嘉子」元衆議院議員、6区の「山井和則」衆議院議員の完勝を、何としても果たすことです。
一方、ここに来て岸田総理・総裁は「裏金問題」に対する世論の批判を受け、政治の信頼回復に向けて「政治刷新本部」なるものを立ち上げました。しかし、その体制は、安倍派から裏金疑惑のある議員を多数人選するなど、自民党の政治に向き合う“危機感の認識欠如”にあきれてものが言えません。
通常国会が1月26日から始まります。野党第1党の立憲民主党には、政権交代を迫る気概と覚悟を持って臨んでもらいたいと思います。自民党政権の“終わりの始まり”につながる成果を是非とも出してもらいたいと思います。
第3点は、平和運動の取り組みであります。未だ戦闘が続くロシアとウクライナの戦争、そして、イスラエルとハマスの戦争も停戦・和平への展望は開けていません。
引き続き、私たちが出来ることとして「ウクライナへの支援」と「戦争Nо!」「核兵器使用Nо!」の声を上げ続け、国際社会と連帯した平和行動を推し進めて行くこととします。また、昨今の自民党岸田政権による「戦争の出来る国」への政策転換により、日本の平和主義や立憲主義、国民主権が脅かされています。私たちは世界の恒久平和と核廃絶の実現を求め、今後とも情報労連の平和4行動などに参加して行きます。本年8月には「広島・長崎平和フォーラム」に支部協(独自の取り組み)として全国の仲間と共に参加したいと思います。
第4点は、大規模自然災害に備えた最新の「緊急連絡登録票」の提出に向けた取り組みと、退職者の会・京都支部協結成50周年記念事業の取り組みであります。
『緊急連絡登録票』の取り組みは、大規模自然災害が発災した時に、会員の安否確認や被災状況を把握するために行うものであります。そのため、会員の皆さんから最新の「緊急時の連絡先情報」を提出していただき、それを電通共済生協システムに登録することで、より安全・迅速な対応が可能となります。
また、退職者の会・京都支部協結成50周年記念の取り組みは、半世紀にわたる歴史を振り返りながら、支部協の更なる発展を期して、“記録と記憶に残る”記念行事にしたいと思います。そのための準備委員会を、早晩に設置したいと思います。
第5点は、ジェンダー平等推進に向けた取り組みであります。
昨今、「ジェンダー平等」が国際社会で大きく取り上げられる中、連合・退職者連合は女性役員比率30%をめざすことをはじめ、女性の参画・参加の取り組みを推進することとしています。退職者の会も、この取り組みの推進を先の全国総会で決定しています。支部協としても、今年度においては既に女性副会長の選出に加え、女性目線からの様々な発信や取り組みを支部協運営に取り入れるために、「女性委員会」(仮称)の発足に向けた準備を進めることにしています。近く、その「準備委員会」を立ち上げたいと思います。各ブロックからのご協力をよろしくお願いしたいと思います。
以 上
(第一回幹事会 会長挨拶要旨)
NTT労組退職者の会
京都支部協議会
会長:木戸 美一
本総会の開催にあたり、私からは以下、2点について申し上げたい。
第1点は、9月28日に開催された退職者の会H・P第25回全国総会の報告について。
全国総会は、全国から約150名が参加し東京で開催された。
森嶋会長からは、①退職者の会は、本年9月で結成50周年を迎えた。これを機に新たなスタートを切る。②高齢者雇用の環境変化を踏まえ、新たに職域を意識した支部協組織の設置(首都圏限定)を検討する。③岸田政権の推し進める政治は、私たちが許容できないところまで来ている。解散・総選挙に向けては、わけの分からぬ政党に惑うことなく、立憲民主党中心の政治勢力の結集が重要。との挨拶があった。
なお、総会模様については私の発言を含め「退職者の会のH・P」の『トピックス』に掲載されるので、後日、ご覧いただきたい。
また、機関紙コンクールでは、「やすらぎ京都」が優秀賞に選考された。発刊に尽力された京都支部協・宣伝委員会の皆さんに感謝と御礼を申し上げたい。
その 第2点は、向こう1年間の支部協活動を進める上で特に重視する課題について、以下の5項にわけて申し上げたい。
1.女性参画・参加の取り組みの推進について。
女性参画・参加の取り組み推進に向け、本総会で女性副会長を選出したい。2022年度の京都支部協全役員の女性役員比率は25.0%。全国47支部協の女性役員比率は19.2%で、京都支部協は全国より約6%上回っている。
ちなみに、女性会長1名、女性事務局長2名、女性副会長は35名選出されている現状にある。
連合や退職者連合においては、女性役員比率30%をめざしている。支部協として、引き続き努力をしていくとともに、女性目線の様々な発信や取り組みを支部協運営に生かすことが重要で、2023年度は、女性副会長の選出と併せ、新たに「女性委員会」(仮称)の発足準備を進めたい。
2.政治課題の取り組みについて。
次期衆議院選挙は、岸田政権2年を評価し、審判を下す選挙である。年内の解散・総選挙を想定し、その準備を進めたい。
岸田政権は、敵基地攻撃能力の保有や大幅な軍備拡張、防衛費のGDP比2%増額(5年後)、エネルギー政策の転換など、国家の根幹を成す重要な政策・方針を、国会での議論を経ず、閣議で決定する政治手法を取り続けて来た。
また、現行保険証を来年秋に廃止するなど、高齢者・年金生活者の不安に真正面から答えようとしないばかりか、急に減税など国民への還元策を言及する等々、相変わらず“何をしたいのか分からん政治”を取り続けている。
この様な岸田政権に私たちは、「NO!」の審判を下さねばならない。そのためにも、立憲民主党は次につながる選挙結果を出し、日本維新の会に野党第1党の座を絶対に譲ってはならない。
京都から政治の流れを変えるために、京都6区:NTT労組の準組織内「山井和則」衆議院議員の必勝をはじめ、3区:泉健太氏、4区:北神圭朗氏、5区:山本和嘉子氏の当選に向け、万全を期して取り組みたい。
来年2月施行予定の京都市長選挙については、16年ぶりに新人同士の激戦が予想される。維新の首長戦略に対し、私たちは連合京都・京都退連や立憲民主党ともシッカリと連携し、将来を見据え確かな候補者を選択して臨みたい。
3.大規模自然災害に備えた取り組みについて。
災害時の会員の安否確認と被災状況の把握を目的に、会員の皆さんの最新の「緊急連絡先登録票」を整備したい。今回は、その登録情報を「生協システム」に登録する取り組みであり、会員の皆さんにご理解とご協力をいただくための文書を作成し、最新データの収集に努めたい。なお、実施にあたっては、収集期間を概ね1年間とし、個人情報保護に万全を期して取り組みたい。
4.平和運動の取り組みについて。
「平和なくして退職者の会の活動なし」「平和なくして長寿なし」との視点から、平和運動について申し上げたい。私たちは、唯一の戦争被爆国として核兵器の早期批准を日本政府に求める行動や、連合京都・京都退連の「原爆パネル展」などの取り組みを通じ、核兵器による被爆の悲惨さを広く市民・国民に訴えてきた。今年度は情報労連、中央協が取り組む「平和4行動」に合わせて、支部協独自の参加を検討したい。
5.退職者の会・京都支部協結成50周年記念の取り組みについて。
全電通退職者の会・京都支部協議会の結成は1975年5月であり、2025年5月で50年の節目を迎える。
来年の第26回支部協定期総会で「結成50周年記念レセプション」を開催する予定であり、今年度に「結成50周年記念行事・準備委員会」(仮称)を立ち上げたい。
半世紀にわたる歴史を振り返り、諸先輩が築かれた退職者の会・京都支部協の更なる発展を期して、記憶と記録に残る記念行事となるよう会員の英知を結集したい。会員の皆さまのご協力をお願いしたい。
以 上
(2023/10/18 於 都ホテル京都八条)